『IEA Wind Task 28: 風力発電の社会的受容性タスク』公開シンポジウムのご案内

・主 催:東海国立大学機構名古屋大学大学院環境学研究科 丸山康司研究室
・開催日:2023年5月9日(火)14:00-17:00
・場 所:東海国立大学機構名古屋大学 環境総合館講義室3(名古屋市千種区不老町)
 https://www.env.nagoya-u.ac.jp/access/index.html

・交 通:地下鉄名城線「名古屋大学」駅下車 2番出口より徒歩5分

カーボンニュートラルの実現に向けて、世界的に風力発電の普及拡大が推進される一方で、地域住民や自然保護団体との合意形成が難航するケースが増加しています。しかし、地域の人々が積極的に関わりながら持続的開発を実現している例も多く存在し、昨今では自然共生型の事業を行う例もあります。その背景には、事業の進め方や利益の配分といった多様な要因があり、社会的受容性という課題への取り組み方があります。
こうした取り組みの一つにIEA(国際エネルギー機関) Wind Task 28があり、2009年から風力発電の社会受容性について調査研究を進めてきました。スイスやドイツなど8ヶ国の社会科学研究者・行政・中間支援組織がメンバーとなっており、多様な立場と国毎の事情を踏まえた上で、望ましい風力発電事業のあり方について議論してきました。これまでの成果として事業に伴う社会的要因の特定や地域社会に受け入れられやすい住民参加型の風力発電プロジェクトに関する知見を蓄積しています。
 本シンポジウムでは、日本でのTask 28会議に併せて最新動向を紹介する機会として開催します。各国の風力発電の導入問題やその対応策などについての報告の他、海外の事例を参考にしながら今後の日本における風力発電の取り組みについて議論します。

【プログラム】
<第1部>IEA Wind Task 28 活動報告と風力発電の現状と課題解決の取り組み
Task 28の活動報告、Task 28参加国の優良事例を紹介するとともに、日本の風力発電の現状と課題解決の取り組みについて紹介します。
<第2部>総合討論

【参加費】:無料
【申込方法】:下記Googleフォームよりお申込み下さい。本セミナーはハイブリッドで開催します。現地参加は定員(60人)に達し次第締め切ります。リモート参加は、後日、メールアドレスにzoomのご案内をお送りします。
https://forms.gle/HQEJtJYWpdjvHXvR8

【問合せ先】:名古屋大学大学院環境学研究科
本巣芽美 motosu.memi.u8@f.mail.nagoya-u.ac.jp